いまさら翼といわれても



米澤穂信・著。角川書店・KADOKAWA。

「古典部」シリーズ、第六弾。
短編集です。

「箱の中の欠落」
「鏡には映らない」
「連峰は晴れているか」
「わたしたちの伝説の一冊」
「長い休日」
「いまさら翼といわれても」
の6編です。


短編ということもあって、腑に落ちないものが
ありますが、過去話も含めて、随分と変わってきた
のかな。奉太郎だけでなく、里志も、摩耶花も、えるも、
それぞれが、それぞれなりに影響されながら・・・。

まだ、続きを書くつもりなのかな。
終わりがあるような物語でもないようなので。
どうかな。

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榮国物語 春華とりかえ抄



一石月下・著。富士見L文庫・KADOKAWA。

江遼の町、地方官僚の青家に、見目麗しい双子の
姉弟がいました。
姉の青春蘭は、器量よしの娘とうたわれ、
弟の青春雷は、聡明な男子と評判でした。
ところが、実は、
姉の春蘭は、商人気質で色恋に疎く、
弟の春雷は、針仕事が得意で気の弱いところがある
のでした。

ですが、先の間違った評判が宮廷にまで届き、
後宮の敬事房に勤める陽秋明が、春蘭の後宮入りと、
春雷の科挙による登用を伝えに来た。
困窮する青家にとっては良い話なのだが、
春蘭も春雷も、それぞれの先行きに不安しかなく、
それぞれ逆だったら・・・ということで、
春雷は、春蘭として後宮に・・。
春蘭は、春雷として官僚に・・。
入れ替わることにしたのでした。


春蘭も春雷も、それぞれバレないように、
あれやこれや、に巻き込まれながら、
乗り越えていく・・。あるいは、逆に巻き込んで、
国の在り方も、変えてしまう??
かどうかは、先のお話になるのかな。

次巻があるかどうかも、分りませんが、
あれば、楽しみにしたいかな。

OVERLOAD 12 聖王国の聖騎士 (上)



丸山くがね・著。KADOKAWA。

DMMO-RPG『ユグドラシル』は、サイバー技術と
ナノテクノロジーの粋を集めた仮想世界を
リアルに体験できるゲーム。そのなかでの、
ナザリック地下大墳墓は、41人のプレイヤーによって、
設定され、創られてきたギルドである。

終了するはずだった『ユグドラシル』だったが、
しゃべるはずのないNPCが、まるで意思を持つかのように、
振る舞いだし、ナザリック地下大墳墓の統治者であり、
唯一残ったプレイヤーであるモモンガ(のちにアインズ)は、
なにが起こっているのか守護者たち(NPC)を遣いながら、
調査を始めた・・・。

ローブル聖王国は、亜人族の侵攻に手を焼いてきた歴史があり、
アンデッドを忌避する信仰をもつ国だった。
何度となく跳ね返していた亜人族の侵攻だったが、
今度のは少し今までと違っていた。
多くの種族を従え、統制のとれた大部隊となっていた。
それを従えるのは、大悪魔ヤルダバオトと名乗る者だった。

北側半分を攻略され、聖王カルカ・ベサーレスを失って
反撃の力がないことを実感した
聖騎士レメディオス・カストディオは、
アインズ・ウール・ゴウン魔導国に、使節団として赴く・・・。


再び登場のヤルダバオトです。
リ・エスティーゼ王国の攻略の際の状況に似てきているようで、
はたして此度は、何か違うのでしょうか?
デミウルゴスの考えを分からぬままに、アインズはというと、
振られた役割をこなそうとするのだが、
何処かに齟齬が、あったり、なかったりするのだろうか。

次巻、「聖王国の聖騎士 (下)」は今冬発売予定ということで、
ざっくりしたものでした。

転生少女の履歴書 5



唐澤和希・著。桑島黎音・イラスト。ヒーロー文庫・主婦の友社。

主人公は、ハイスペック女子高生だったが、とあることで
満たされていなかった・・・・。
そんな彼女が、横断歩道を渡っている時に、クルマにはねられ、
死んでしまう・・・・・はずだったが、
なぜか、赤子として生まれ変わっていた。前世の記憶や知識を
持っていながらも、身体は赤子なので、しゃべりたくても
上手くしゃべれない、
そのうえ、今までの世界とはいろいろと違う世界にいること、
さらに、極貧の農村に6番目の子として生まれてきたことを知り、
名前を「リョウ」と名付けられていた・・・・。
リョウは、前世のの知識を駆使して、生き延びるために、
そして、満たされなかったものを満たすために、
活躍していくお話です。

世界観は、王族がいて、魔法使いがいて・・・。
一般の人々は、教育も受けられず、魔法使いが村々を巡回して、
魔法で、村人たちの暮らしを支えていくという、少し変わっている
ファンタジーです。

結界が破れて各領地にも、魔物が出没しているので、
学園の危機を救ったリョウたちは、一人でも多くの魔法使いが
必要ということで、それぞれ自分たちの領地に帰還することになった。

リョウは魔法使いではないが、ルビーフォルン領に帰ることに・・。
その道中でも、魔物が出たりすると、リョウが無茶な戦い方を
することに、コウお母さんは心配するのだが、リョウは魔法の秘密に
ついてずっと悩んでいたのだった・・・・・。


少し動き始めましたね。
なんだか気になる伏線も、いくつか、触れられています。
事態は急変しそう??

気になる次巻は、来年2月?3月?くらいかな?

櫻子さんの足下には死体が埋まっている ジュリエットの告白



太田紫織・著。角川文庫・KADOKAWA。

櫻子さんシリーズの12冊目です。
旭川在住の乙女な男子高校生・館脇正太郎と
地元の名家、九条家の骨好きで、男前なお嬢様・九条櫻子の
二人の物語です。

    プロローグ
    第壱骨  ケルヌンノスの妙薬
    第弐骨  ジュリエットの告白
    第参骨  わたしのおうちはどこですか・前
    エピローグ
という構成です。

東京の工業大学に通う正太郎の兄、篤志が久しく会うことが
なかったのだが、珍しく正太郎と二人で、どこでもいいから
小旅行をしたいと言ってきた。
そこで、薔子(しょうこ)さんの依頼もあって、櫻子さんと三人での
帯広・足寄の旅になったのだが、
篤志の機嫌はだんだん悪いものに・・・・・。


ここのところ小エピソード的な話でしたが、花房絡みの
本筋的なお話になりそうで、もしかしたら、
クライマックス的なエピソードになるのかな?
と、思わせる内容と、「次巻に続く」みたいな構成、演出?
になっていますね。
思いのほか、長く続いている「櫻子さんシリーズ」、
はたして、どういうことになっていくのやら・・。

表紙は、手前から正太郎、櫻子、篤志?ですが、
見切れて正太郎の隣に、髪の長い女性?が、
描かれているようですが、誰???
次巻で分かるのかな?

Re:ゼロから始める異世界生活 14



長月達平・著。大塚真一郎・イラスト。
MF文庫J・KADOKAWA。

ある日突然、異世界に召喚されたナツキ・スバルは、
右も左もわからない中、出会った少女エミリアのために、
盗まれた徽章をとりかえそうとするが、殺されてしまう・・・。

「死に戻り」という嫉妬の魔女の呪い?によって、
スバルの目的?達成まで、何度でもやり直す他ない
多難なお話です。

「聖域編」。
スバルの励まし(?)によって、再び『試練』を克服するために、
墓所に入ったエミリア・・。
そこでは、凍土と化した森の、エミリアの失われた記憶が、
蘇る‥‥。


並行して、リューズ・メイエルの記憶=「聖域」が、
作られるエピソードが、語られています。
そろそろ解決への道筋に乗れそうで、いやいやまだまだ、
問屋は卸しません・・なところですが、
ラムの動向が、鍵になりそう?
クライマックスが近そうな次巻は、
・・年末かな?

表紙は、左から、フォルトゥナ、エミリア(幼少期)、
ジュースです。デス。

ルーントルーパーズ 自衛隊漂流戦記 5



浜松春日・著。アルファライト文庫・アルファポリス。

帝国に滅ぼされんとする中、有翼人を生け贄にした
召喚魔法を発動することで、最後の抵抗とした国が滅んだ・・。

イージス艦いぶき、を旗艦とする艦隊が、
国連平和維持軍派遣艦隊として、出港したところで、
最高責任者の蕪木紀夫海将補は、不思議な夢を見たという、
そして、艦隊の首席幕僚の加藤修二二等海佐も、同じ
翼のある少女の夢を見たという、そんな話をしていたら、
「そう・・あなたたちなんですね。」
「あなたたちに託すしかないのです。」
と、少女の声が、聞こえて、辺りは、深い濃い暗い霧に、
包まれていくのでした・・・・・。
自衛隊の異世界召喚の、お話です。

ダークエルフ族を帝国から解放し、マリースア南海王国の
ハミエーア女王の融通で彼らが住まう島で、原油を発見したものの、
このままでは、艦隊の燃料として使えないために、
精製の技術のカギを握る”深淵の森”をめざして、久世たち小隊は
まずは、メルクリウス都市国家群のひとつ、
都市国家アルナイルに逗留する。
そこでは、・・・・・。


過去話や今まで語られなかった背景などが、
随所に語られていました。
帝国側にも、ちょこっと動きがあるものの、まだまだこれから
でしょうか。

表紙は、左からカルバハル剣闘団団長・エラン、
その右に女剣闘士・ジュディス、
手前に久世三尉です。

マツリカ・マトリョシカ



相沢沙呼・著。角川書店・KADOKAWA。

マツリカ・シリーズの3作目、最新刊です。

高校一年生の柴山祐希は、どことなく人を避け、
なんとなく厭世的な風なところがあったが、学校帰りのある日、
学校の目の前の廃ビルに住み、学校のミステリーを観察している
という少女に出会った。
その少女は、マツリカと名乗った。
なぜか彼女の手伝いをすることになっていた柴山のお話です。

二年生になって柴山は、本人の自覚もなく、
ミステリー・ハンターとして(主に高梨によって)知られ始めて
いた。そんな今も、マツリカさんに女子テニス部の部室に現れた
人面の噂を調査するよう言われているのだが、
特別棟にある部室に、どう近づいたものか、
柴山はウロウロするばかりで、逆に部員には不審がられていた。
そんなおりに、偶然出会った美術部の一年生、春日麻衣子から、
「開かずの扉」の噂を耳にするのだった・・・。


少しずつ、いろいろなことに気づき始める柴山なのだが、
どうなんでしょうね。
何か、物足りない今作でした。
こう、いまひとつ気持ちよくないものが、
残ったかな。

次回作があるなら、スッキリできるものが、
欲しいですね。

魔法科高校の劣等生 23 孤立編



佐島勤・著。石田可奈・イラスト。電撃文庫・KADOKAWA。

魔法科大学付属第一高校に入学した司波達也・深雪兄妹。
首席入学の深雪は優等生、達也は劣等生と、魔法科高校には、
魔法の成績による格差があり、達也と深雪には、ある秘密が
あった・・・。そんななかで、仲間を得て、魔法師としてのあり方と
戦い続ける兄妹の物語です。

魔法師に対する風当たりが強まる中、USNAのクラーク博士から
提案された「ディオーネー計画」、金星開発計画というプロジェクトに
日本からトーラス・シルバーの参加を、要請される。

ごく一部しか知らないはずのトーラス・シルバー=司波達也と
いうことを、十師族に、魔法科第一高校に、知らされてしまうが、
この計画には裏があるとして、警戒を強める達也のもとに、
十師族の代表として、十文字克人が参加するよう説得に
赴くが・・・・・。


「孤立編」ということで、どういうかたちで達也を追い詰めるのか、
というところでしたが、ふむふむ・・。

エリカ、どうした?前巻の含みありな話は、別のところで発揮?
なのか。

次巻は、「エスケープ編」・・の前に劇場版「星を呼ぶ少女」?
いろいろと未定のようですね。

弥栄の烏 (いやさかのからす) 〔完〕



阿部智里・著。文藝春秋。

八咫烏シリーズの六作目です。

山神さまによって開かれた世界、山内。
八咫烏の住まう世界を統べるのは、宗家と東西南北の四家。
「金烏」と呼ばれる族長は、世界が乱れるとき、災いが起こるとき
生まれてくるもの。平時には、「金烏代」となって治める山内にいま、
真の金烏として認められた奈月彦(日嗣の皇子)は、
宮廷内の権力争いの渦中にあった・・。

誘拐事件を解決し、晴れて参謀役に就任した雪哉。
その雪哉の弟・雪薙が、兄の後を追う様に頸草院に
峰入りすることに。
そして、桜の君は、体調不良のようだが、日嗣の皇子との
間に後継ぎたる子が生まれないことに悩まされていた・・。

そんな折に山内に地震が襲い、結界がほころび始め、
禁門が強制的に開いた先には、大猿がいた・・・。
山神様が呼んでいると、奈月彦に伝えるのだった・・・・。


前作「玉依姫」の八咫烏サイドからの物語に・・。
そして、完結です。
いろいろとケリがつきますが、
満たされる感じはしないですね。
なんだか空しさみたいなものが、降り積もったかな。

欲張りなのかもしれませんが、もう一押し・・・
欲しいところです。



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